転妻なのに、なぜ正社員になろうと思ったか
これまで10年近く、子どもがいる転妻が「外で働く」ことを諦めていました。
今は都心部ですが、転勤族が多く流動性が高いのもあって、保育園入園へ踏み出せました。
派遣社員でフルタイム復帰しましたが、正社員との差に愕然とし、業務改善や企画提案をするには正社員になって組織全体のことを俯瞰してみる立場にならねばと思いました。
赴任地でどうやって正社員になれたのか
「卵が先か、鶏が先か」というように、助けてくれる人がいない転妻は「就職が先か、保育園が先か」というスタート段階にまず踏み出すことが難しく、そこで諦めてしまうことが多いと感じます。
実際、私の周りの転妻さんは、ほとんどが専業主婦でした。「働きたいけど、子どもが小学生になってからかな」という話をよく聞きました。
働きたいと思ったら、まずは、動き出すこと。転妻でも認可園に入れました!
1年以上の在宅ワーク×保育園期間を経て、派遣社員へ。期間満了後に転職活動をして、正社員になりました。転職活動中は3か月まで保育園へ通えます。子どもたちと過ごす時間が長く、不安ではありましたが充実もしていました。
今はコロナの影響もあり、従来のようにはいかないかもしれません。転職活動中は最新ニュースをチェックしましょう
正社員になるには資格があったほうが有利なのか
転職活動の場においては、これまでの経験や専門知識・スキルが重視される傾向にあります。職種を絞った採用では特に顕著で、使用したことのあるソフト名やマネジメント経験、個人の実績などかなり細かいところまで言及されました。
資格という目に見える形で、自身のスキルを証明することは有効ですが、年齢に対して一定以上のスキル・経験が備わっていなければ、それほど評価されるものではありません。これまでの経験やブランク期間に何を得たのか、これからどう生かすのかを自分の言葉で語れるようになっておくほうが、重要かと思います。
ただ、子育てなどですぐに就活ができないような状況下においては、隙間時間を利用して知識をインプットするのは有効です。その経験も、のちのちアピール素材となることでしょう。
これから資格取得を考える方に、おすすめの資格
日商簿記検定3級
経理などへの転職に、有利に働かせることができる簿記関連の検定。応募資格に「日商簿記検定3級」を保有していることと明記している会社も多いです。応募する企業の幅が広がることでしょう。
宅地建物取引士
宅地建物取引士とは、宅地建物取引業法に基づき定められている国家資格です。
転職活動をしていると、多くの不動産会社の求人に出会います。
土日休みではない会社もありますが、この資格があればアピール材料になります。
詳しく知りたい方はこちら
秘書検定
接客や言葉遣いといったマナー面のスキルもアピールできるのが秘書検定です。
社会人として持っておきたいマナーや事務スキルを幅広く身に付けられるため、どんな職種でも役立てることができるでしょう。
各級の難易度の確認はこちら
どの資格も、最上位の資格は持っていると評価されるようです。
正社員になった元転妻の現在の仕事内容は?
数十人規模の会社で総務部門に所属しています。人事担当を希望していましたが、現在は秘書業務と総務全般に携わっています。具体的にはスケジュール管理や資産管理、各種保険の管理、税金関係など。人事と総務は小さい会社では同じ部署であることも多いですが、業務内容は多岐に渡り、法律なども関わるため学び続けていくことが求められます。実生活でも役立つ知識も多いです。
キャリアコンサルタントのスキルアップや業務改善につながりそうなセミナーなどは積極的に受講しています。
総務の仕事が気になる方はチェック

子育てしながらの仕事。タイムスケジュールを紹介
6:20 | 起床・準備 |
7:45 | 子どもたちを送る |
8:00 | 通勤(ニュースをチェックしたり、インプットの時間) |
9:00 | 始業 |
12:00 | 昼休憩の間にネットスーパーを注文したり、子ども関係の電話を済ませる |
17:30 | 終業(時短勤務中)、お迎え |
18:30 | 子どもたちがお風呂で遊ぶ間に食事作り |
20:00 | 宿題や家族の時間 |
21:00 | 子どもたちと寝落ち |
平日はこんな感じで動いています。
残業なし、完全週休二日制(祝日休み)なので土日は子どもたちの習い事や家族で出かけています。
今は正社員だけど、これからどうする?
転職活動中は、ずっと定年まで働きたいと意気込んでいましたが、今はいい意味で肩の力を抜いて仕事と家庭のバランスがとれていると感じます。
キャリアコンサルタントとしてスキルアップしたい気持ちも秘めつつ、自己研鑽中です。
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